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トマト ミニトマトの栽培・育て方
ガーデニング・家庭菜園の初心者は苗から始めることをオススメします。
トマトは種からも栽培できますが、成長過程で意外と手間がかかります。
育苗から初めて芽がなかなか出ずにそのまま終了・・なんて事の無いようにがんばりましょう。
苗は4月〜5月頃に農協やホームセンターなど出回ります。
葉が黄色くなりかけたり、虫に食べられていない元気の良い苗を選ぶようにしましょう。
露地植えでも、プランターでも2〜3株くらいは植えると、多少実付きが悪くても十分収穫があると思います。
買ってきた苗はその日のうちに植えるようにします。
準備
露地植えの場合は、植えつ2週間前までに、苦土石灰を施しよく耕しておく。
これは、酸性土を中和させるはたらきがあります。
1週間前に、化成肥料や堆肥をまきよく耕します。
プランターの場合は新品の用土を購入し使用すると楽に準備できますよ。
苗を植える
次に購入してきた苗を植えますが、植える深さはポットの高さプラス1cmくらいです。(苗の根元が少し土をかぶるくらい)
苗が倒れてしまう様ならば、仮の支柱をたてます。
ある程度(本葉が6〜7枚くらい)まで育ったらしっかりした支柱をたて、ビニタイなどでゆるく支柱ぬ結び付けます。
トマトの茎はどんどんと太りますので、ある程度余裕を持たせて結んでください。
花が咲く前に
しばらくすると花房が下のほうから順番に付いて来ます。
一番下の花房から順番に第一・第二・・・と呼んでいきますが、第一花房は必ず実を付けさせるようにします。
一番最初の実がなる事で根や株全体のがんばり具合が変わってしまうのです。
実をつけるためには養分をたくさん吸収しなければなりませんが、実がならないとこの努力をしなくなってします。
トマトの実を付けさせるためには、ホルモン剤を使います。
「トマトトーン」という呼び名がよく使われています。
花が咲く直前か、開花後すぐに吹きつけますが、花が濡れるくらいに一回だけ使用します。
複数回使用すると奇形の実になってしまったりしますので注意してください。
第一花房に実がなれば、第二・第三・・と実を付けやすくなるので、これ以降のホルモン剤は使用しなくても良いと思います。(出来れば一回も使用はしなくて済むのが一番なんですが・・)
腋芽(わきめ)
成長の初期から腋芽(茎と茎の付け根から、さらに茎を伸ばしてこようとする)をどんどんと伸ばしてきます。
この腋芽をほっておくと、養分がどんどん葉と茎に取られ実が付かなくなってしまうため、腋芽は見つけ次第取り除いてください。
肥料
元肥をしっかりと施しておけば、追肥はあまり必要はありません。
特に、成長初期の追肥のしすぎはダメージを与える事がありますので、気をつけてください。
実が成り出してから、様子を見ながら追肥をしますが、茎が太く(親指の太さくらい)丈夫で葉も青く茂っているときは肥料は十分足りていますので、月に2回を目安に一株に一握り程度の化成肥料を与え、かるく土寄せをします。
収穫
花が咲いてから40〜50日くらいが収穫時期です。
トマトの実が赤く熟したら、どんどん収穫しましょう。
収穫しないでいると、次の実に栄養が回らなくなってしまいます。
毎朝のサラダなど(そのまままるかじりでも美味しいですよね!)食べても追いつかないくらい実がなった場合でもそのまま放置せず、トマトピューレとか・・調味料に変身させて楽しんでみてはいかがでしょうか。
病気
日本植物防疫協会に、病害虫の詳しい情報が掲載されています。
http://www.jppn.ne.jp/
モザイク病
・葉が萎縮する
・葉の色にモザイク状の濃淡ができる
・茎先端の生長点が萎縮する
などの症状が現れます。
この病気効果のある農薬が無く、発症してしまったら株ごと引き抜かなければなりません。
この病気はアブラムシが媒介することが多いようです。
また、病気にかかった野菜の株を切ったハサミでも伝染しますので、一度使ったハサミの使いまわしは注意しましょう。
黄化葉巻病
・葉が黄化し、内側へ巻き込み、株が委縮する。
農薬等は効かず、抜かざるを得ないのがこの病気の特徴です。
この病気はタバココナジラミなどが媒介します。
ガーデニング・家庭菜園の初心者なので、病害虫にやられても勉強と思い割り切リましょう。
何年か続けるうちに上手に育てられるようになりますよ。
2009年06月19日 18:03